林はるのぶ独白録

西脇市議会議員 林はるのぶのブログページです。

時々、毒吐く録になってる時もあります・・・・
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議長選に立候補します!

 11月20日、すでに今日ですが、選挙後初の臨時議会が開催されます。

 その中で、新しい議長選挙が行われるのですが、私も立候補いたします。

 議長選は2年前より実質的には立候補制をとっていて、本会議場で立候補所信表明をきちんと述べて選挙に臨むようになっていますので、私も本日10時からの臨時議会で所信表明を行います。

 これに先立ち、11月13日の初議員総会の日に、全議員に対して「議長選立候補マニフェスト」を手渡ししました。

 

1. 定例会議事日程に公聴会(住民のみなさんが議案に対し意見を述べる機会)の制度化を目指します!

2. 議員定数についての議論を始め、2年以内に結論を出します!

3. 議会は議論のヒロバであることを再認識し、議員間での議論の活性化を促します!

4. 議会の持つ本来の機能を取り戻し、住民の皆さんに信頼される議会づくりを行います!

 

 この4つが柱となります。

 

【1.公聴会について】

 公聴会は《予算》その他《重要な議案》、請願等について、真に利害関係を有する者又は学識経験を有する者等が意見を述べる場です。

 地方自治法第115条の2で規定され、細かい手順等は西脇市会議規則第77条〜82条で規定しています。

 全ての地方議会で規定はされているんでしょうが、実際に行ったところはほとんどありません。

 重要な制度なんだけれど、非常に使い勝手が悪い制度だと言えるのかもしれません(手続きも煩雑だし)

 私はこれを少し簡略化するとともに、西脇市議会で定例会で毎回行えるよう制度変更(カスタマイズ)しようと考えています。

 米国の地方議会では普通に公聴会は行われているのですが、それに似たような形にしたいと思っています。

 住民のみなさんが、議決前の議案に対し意見をいえる場づくり、そしてその意見を参考に議員は委員会審議に臨む、というスタイルはできないかを考えています。

 これには当然、本会議での議案質疑で議員たちはしっかり論点等も提示する必要があります。

 現在の西脇市議会では本会議質疑が形骸化というよりほぼ死滅化しているので、この復活にも繋がります。

 

【2.議員定数について】

 

 選挙期間中の個人演説会の動画ですが、現時点の考えは同じです。

 

 選挙戦終盤で、興奮してるのか、早口なので、お聞き苦しいとは思いますが・・・

 【要点】
 ・議員定数について議論を始める。
 ・次期選挙(2021年)に間に合うよう結論を出す。
 ・定数についてはゼロベースから考える。
 ・住民のみなさんと一緒に考え、話し合う(当然、公開の議論)。
 ・議会の見える化を推し進める。

 

 上記のことを話してますが、議長の時に答えを出そうと思ってますので、期限は2年間です(2019年まで)。

 さらに付け加えるなら、若い人のなり手不足についても考えなくてならないと思っています。

 

【3.議会は議論のヒロバ、議員間討議の活性化について】

 議会は本来「議論する場」です。

 ヒロバ(広場)とは、議員、そして住民のみなさんが参加できる場でないといけません。

 市政全般について議会と語ろう会(住民個人と議員)、課題懇談会(市民団体等と委員会)、請願や陳情に加え、1でも書きました議案に対しては公聴会など多くのチャネルで住民のみなさんとの対話をしていきます。

 

 また、西脇市議会の課題のひとつとして、議員間討議の活性化があげられます。

 西脇市議会では伝統的に議案の審議は、議員(委員会においては委員)と執行機関との質疑応答のみに終始しがちです。

 もともと、委員会などは委員で話し合って決めるものです、一般社会では当たり前ですよね。

 極言すれば、議案の質疑は本会議で行い、委員会は委員だけで開催し話し合って議決すればいいのです。

 (現実的には内容確認等もあるので、説明員は必要でしょうが)

 執行機関は議案を作る際に議員と話し合ったりはしません。

 執行機関内部で最良と思われる案を出してきているだけなのです。

 そして議会は議会で最良と思われる決定をすればいいだけなのです(当然一部修正やNOも出てきます)

 二元代表制の性格からいえばそうなります。

 だから最良の決定を導くために議員同士で徹底した討議が必要なのです。

 これがほぼできていないのが現状です。

 今の西脇市議会の委員間討議は市長への申し入れの為の討議をしているに過ぎないのです。

 これが「議決責任」がなかなか芽生えない原因ではないかと思っています。

 

【4. 議会の持つ本来の機能、信頼される議会づくりについて】

 議会のもつ本来の機能とは、先ずは市の意思決定(団体意思決定機関及び機関意思決定機関)をする議事機関であること、そして市長以下の執行機関の監視を行う監視機関です。

 これは西脇市議会基本条例第2条にもきちんとうたわれています。

 議案審査→議決(意思決定)→執行の監視→評価・検証まで行う機関といえます。

 当然、評価・検証の後は改善要求が生まれます。
 第2条ではさらに「市民の意見を反映した計画、政策、施策、事業等(以下「政策等」という。)の立案、決定及び評価」という文言からもわかるように、立法機関であるという認識も必要です。

 

 中央大学の佐々木信夫教授(行政学)は、下記のように述べておられます。

 

 最近では、地方議会の議員がそれぞれ政策提案、条例提案をするという役割もクローズアップされてきました。さらに「4年間おまかせ」ではありませんので、この間に意思決定をするにあたって民意を集約するということ、つまり単なる監視やチェックが仕事であった地方議会の役割は終わり、現在は立法機関として決定者であり、監視者であり、提案者であり、意見の集約者であるという、この4つの役割を果たせるかどうかの議会になっているかどうかの視点から地方議会が大きな問題になってきている。

 

 西脇市議会は立法機関としての4つの機能が果たせているのでしょうか。

 答えは、NOです。

 まだまだそこまで全然行っていません。

 つまり最近の議会が求められている要求に応えられてはいないわけです。

 これではなかなか住民のみなさんから信頼される議会にもなれません。

 

 何故それができないのか?

 それは「できない」ことを理由にしているからではないか、と思っています。

 「できないからやらない」になってしまっています。

 

 本当は「やらないからできない」だけなんですよね。

 

 やろうとしないと一生できません。

 

 そのことが住民のみなさんにも見透かされていることに気づかないといけないのです。

 

 だから信頼されないんだと。

 だから「議員は多すぎる、議員削減しろ」と言われるんだと。

 だから「議員報酬を削減しろ」と言われるんだと。

 

 2年の間に、政策条例をせめて一つは提案できる議会にしたいと思っています。

 

 そして、西脇市議会には他市に勝る様々な制度を設計してあります。

 それを一つ一つ確実に実行できるような体制にもっていきたいと思ってます。

 

 そして、それらをきちんとアナウンス(広報)できるよう、情報発信にも努めます。

 

 そうやって、少しづつでも信頼される議会づくりを行っていきたいと思っています。

 

 これには会派がどうとかあいつがこうだからとか言ってないで、さらに議員だけでなく議会事務局も含めたチーム西脇市議会としての取組みが必要です。

 

 それらを、6時間後には訴えて、議長選に臨むつもりです!!

 

 議会への傍聴、またネット中継もありますので、是非ご覧になってください!

 本日10時からです!

 

 西脇市議会 本会議ライヴ中継 

 

 

 

 

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